トヨタ社員自殺 上司が「バカ アホ」パワハラ原因 労災認定

トヨタ社員自殺 上司が「バカ アホ」パワハラ原因 労災認定
おととし、トヨタ自動車で働いていた当時28歳の男性社員が自殺し、労働基準監督署が、上司のパワーハラスメントが原因だったとして、ことし9月に労災と認定していたことが分かりました。
労災と認定されたのは、トヨタ自動車の車両の設計を担う部署で働いていた当時28歳の男性社員です。

遺族の代理人の弁護士などによりますと、男性は4年前にトヨタ自動車に入社し、その翌年から本社の車両設計を担う部署で働いていましたが、直属の上司から繰り返し叱責されたり、「バカ」「アホ」「死んだほうがいい」などと暴言を受けるなどし、適応障害と診断されたということです。

そして3年前におよそ3か月間休職したあと職場に復帰し、この上司とは別のグループで仕事をするようになりましたが、周囲の人たちに「死にたい」と話すようになり、おととし社員寮で自殺しました。

男性の遺族がことし3月に労災を申請し、労働基準監督署が調べた結果、上司によるパワハラが自殺の原因だったとして、ことし9月に労災と認定されたということです。

男性の遺族は弁護士を通じ、「一生懸命育てた息子がこのようなことになり、まだ受け入れられません。労災認定を契機にトヨタには職場環境の改善に努めてもらいたいです」とコメントしています。

トヨタ「社員の健康管理に努めて参ります」

トヨタ自動車は「お亡くなりになられた方に心からご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方にもお悔やみ申し上げます。労働基準監督署の決定を真摯(しんし)に受け止め、労働災害の防止、社員の健康管理に今後ともいっそう努めて参ります」とコメントしています。