米国防長官 米韓合同軍事訓練は延期 GSOMIAは回復求める

米国防長官 米韓合同軍事訓練は延期 GSOMIAは回復求める
アメリカのエスパー国防長官は、北朝鮮との外交交渉を後押しするため、近く実施する予定だった米韓の合同軍事訓練について延期することを明らかにしました。アメリカは去年もこの訓練を中止しており、訓練に強く反発する北朝鮮への配慮を示した形です。
タイのバンコクを訪れているアメリカのエスパー国防長官は17日午後、韓国のチョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防相と共同で記者会見しました。

この中で、エスパー長官は近く実施する予定だった米韓の合同軍事訓練について、北朝鮮との外交交渉を後押しするため延期することを明らかにしました。

そのうえで「北朝鮮もわれわれと同様の善意を示し、前提条件なしに交渉の席に戻ることを促す」と述べ、北朝鮮に非核化をめぐるアメリカとの協議に応じるよう求めました。

今回延期となった訓練について、アメリカ国防総省は今月7日、例年より規模を縮小したうえで計画どおり実施する方針を明らかにしていましたが、北朝鮮は軍事的な対抗措置をとることも示唆しながら、アメリカに対し中止するよう、たびたび警告していました。

アメリカは、去年も北朝鮮との外交交渉を後押しするためとして、この訓練を中止しています。

今回の延期の期間については明らかにしておらず、事実上の中止とみられます。

会見でエスパー長官は「譲歩だとは考えていない」と強調したものの、訓練に強く反発する北朝鮮への配慮を示した形です。

米長官「GSOMIA 元に戻す必要あり」

会見で、エスパー国防長官は、日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAについて、「GSOMIAは有事の際にタイムリーかつ効果的な意思決定を確保するために非常に重要だ。日韓の摩擦の恩恵を受けているのは、北朝鮮と中国だけだ」と述べ、協定の重要性を改めて強調しました。

そのうえで「私のメッセージは明確で一貫している。われわれ3か国が再び前に進み、この問題に対処し、GSOMIAを元に戻す必要がある」と述べ、韓国はGSOMIAの破棄の決定を見直すべきだとの考えを改めて示しました。