自転車の危険走行動画 警察が当て逃げ事件とみて捜査 大阪

自転車の危険走行動画 警察が当て逃げ事件とみて捜査 大阪
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大阪の繁華街、難波にある商業施設の歩行者用の通路で、複数の自転車が前輪を上げて走るなど危険な走行をする動画がツイッターに投稿されました。同じアカウントにはタクシーに当て逃げをしたとみられる自転車の動画も投稿されていて、警察が調べています。
12日、ツイッターに投稿された50秒余りの動画には、若者とみられる複数の人物が自転車に乗り、大阪・難波の南海なんば駅と、隣接する商業施設の間の通路を走行する様子が写っています。

通路は歩行者専用ですが、少なくとも5台の自転車が前輪を上げたり、ハンドルから手を離したりしながら、スピードを出して走行している様子が確認できます。

通路の両側にある店舗のシャッターは下ろされているものの、周りには多くの歩行者がいます。通路を管理する南海電鉄によりますと、こうした危険な走行の様子は付近の防犯カメラにも写っていて、12日の午後11時すぎに撮影されたとみられます。

南海電鉄は「非常に危険で悪質な行為を意図的に行っており強い憤りを覚える。警備体制をさらに強化するとともに、警察とも連携してきぜんとした対応をとる」と話しています。

また、大阪府警察本部は、「今後、捜査を行い、なんらかの法令違反に該当する場合は厳正に対処する」とコメントしています。

ツイッターの同じアカウントには、先月15日に、大阪・天王寺区のJR天王寺駅付近の交差点とみられる場所で、タクシーが自転車を追いかけるように走る動画も投稿されています。

警察によりますとこの場所では自転車がタクシーにぶつかり、挑発を繰り返しながら逃げたことが確認されているということで、警察は当て逃げ事件とみて捜査しています。

街の人たち「危険行為やめて」

街の人たちからは、危険な行為はやめてほしいという声が聞かれました。子ども連れの40代の男性は、「ただでさえ子どもの安全には気をつかっているのに、こんなことをされたら手をつないでいても子どもに危険が及ぶ。本当にやめてほしい」と話していました。

また、20代の女性は「こんな暴走は考えられないし、怖いと思います」と話していました。

専門家「SNSの使い方を間違えている」

民間企業でインターネットの安全な使い方の講師を務め、若者によるネット投稿の現状などについて詳しい小木曽健さんは、今回の動画の投稿について「ネットで承認欲求を満たそうとする行為は、人に迷惑をかけないかぎり自由だが、明らかな違法行為であれば、彼らはその自由をはき違えているのだと思う」と話しています。

そのうえで「ネットは自分の行為を人に見てもらうための道具であり、社会を“見える化”する道具だが、使い方を間違っている。あのような投稿は評価されるものではないし、SNSやネットをよく理解していない結果が招いた不適切な行為だと思う」と指摘しています。