レバノン反政府デモに兵士が発砲 1人死亡 混乱拡大が懸念

レバノン反政府デモに兵士が発砲 1人死亡 混乱拡大が懸念
反政府デモが続く中東のレバノンで12日深夜、デモ隊を排除しようとした軍の兵士が発砲し、男性1人が死亡しました。デモの参加者は強く反発していて、混乱の拡大が懸念されます。
反政府デモが続くレバノンで12日深夜、首都ベイルートの郊外でデモ隊と軍との間で衝突があり、現地メディアによりますと、デモに参加していた男性1人が死亡しました。

レバノン軍は声明を出し「道路を封鎖していたデモ隊との間で衝突が発生し、兵士の1人がデモ隊を排除するために発砲せざる得なかった」と認めたうえで、この兵士を拘束して当時の状況を調べていることを明らかにしました。

現地メディアは、死亡した男性は妻や幼い子どもの目の前で撃たれたと伝えていて、SNS上で抗議のデモが呼びかけられるなどデモの参加者は強く反発しています。

レバノンでは財政難に苦しむ政府がスマートフォンのアプリによる通話に課税する方針を打ち出したことをきっかけに、先月下旬から反政府デモが続いており、軍による排除で死者が出たことで混乱の拡大が懸念されます。