ソフトバンク工藤監督 正力松太郎賞 王さんに並ぶ最多4回目

ソフトバンク工藤監督 正力松太郎賞 王さんに並ぶ最多4回目
ことしのプロ野球に最も貢献した人に贈られる「正力松太郎賞」に3年連続で日本一に輝いたソフトバンクの工藤公康監督が2年連続で選ばれました。工藤監督は最多に並ぶ4回目の受賞です。
正力松太郎賞は、プロ野球の創設と発展に力を尽くした故 正力松太郎氏をたたえ毎年、プロ野球に最も貢献した監督や選手などに贈られています。

13日、東京都内で選考委員会が開かれ、ことしはパ・リーグの2位からクライマックスシリーズと日本シリーズを勝ち抜いて3年連続で日本一に輝いたソフトバンクの工藤監督が去年に続いて選ばれました。

選考委員会では育成出身の選手やルーキーの甲斐野央投手といった若手の積極的な起用や、データを駆使して短期決戦で強さを発揮したことなど指揮官としての手腕が評価されました。

工藤監督は昭和62年に西武のピッチャーとして、4年前と去年はソフトバンクの監督としてこの賞を受賞していて、最多の王貞治さんに並ぶ4回目の受賞となりました。

このほか受賞者の候補にはセ・リーグで優勝した巨人の原辰徳監督や2年連続でパ・リーグを制した西武の辻発彦監督の名前が挙がったということです。

座長を務めた王さんは「工藤監督は思い切ってベテランを休ませるなど、決断力がすばらしかった。チームの編成力もあった」と話していました。

また現在、この賞は監督や選手、コーチなどが対象となっていますが、選考委員から球団などの組織も加えるべきだという意見が出たため、選考委員会では事務局に対象範囲の見直しを要請することを決めました。

「球団関係者やスタッフ、コーチ、選手のおかげ」

2年連続4回目の受賞となったソフトバンクの工藤公康監督は秋のキャンプが行われている宮崎市のホテルで会見を開き「大変驚いている。このような賞をいただけたのは球団関係者の皆さん、スタッフ、コーチ、そして選手のおかげだ。これからも選手のためにすべてを尽くせる監督を目指して頑張っていきたい」と喜びを語りました。

また選考理由としてデータを駆使していることや若手を積極的に起用していることが挙げられたことについては「データは大きな力になったし、それを理解してプレーに生かしてくれたコーチや選手に感謝したい。起用に関しても、けが人に代わる選手が実力以上の結果を残せたのは朝早くから球場に出てきてバッティング練習などを行い、しっかり準備してくれたからだと思う」と選手たちの頑張りをたたえていました。