サッカー東京五輪世代の日本代表 広島で原爆慰霊碑に献花

サッカー東京五輪世代の日本代表 広島で原爆慰霊碑に献花
サッカー男子の東京オリンピック世代の日本代表が、今月17日に強化試合を行う広島市の平和公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花するなどして、犠牲者に祈りをささげました。
来年の東京オリンピックで金メダル獲得を目指すチームは、強化の一環として、今月17日に広島市でコロンビアの同じ年代の代表と対戦します。

日本サッカーの将来を担う逸材として期待を集める、18歳の久保建英選手や、堂安律選手など22人の選手は13日午前、広島市の平和公園を訪れました。

そして、原爆慰霊碑に献花して犠牲者に祈りをささげ、ファンから託された折り鶴を原爆の子の像の前に供えました。

このあと選手たちは、被爆体験の語り部をしている山本定男さん(88)からおよそ1時間、原爆が投下されたときの市内の様子や当時の生活などを聞き、平和の尊さを学びました。

東京オリンピック世代の日本代表は、来月には長崎県でも強化試合を予定していて、日本サッカー協会は被爆地で代表活動に取り組むことで、若い選手たちに平和にスポーツができる大切さも、感じてもらいたいとしています。

年齢制限のない日本代表とともにキルギスに遠征している、森保一監督に代わってチームを指揮する横内昭展監督代行は「選手たちはこういう話を聞く機会は少ないと思うが、考えさせられる話だった。何か感じ取ってくれたと思う」と話していました。

選手たちは…

原爆慰霊碑に献花などを行ったことについてフォワードの小川航基選手は「すごく大事な時間だった。所属チームのある場所も大雨の被害を受けたし、考えさせられることが非常に多い。人間的なところがプレーに出てくると思うので人間性もしっかり高めたい」と話しました。

また、キャプテンを務めるミッドフィルダーの中山雄太選手は「僕たちは平和で普通に暮らしているが日本以外にはそうでない国もある。サッカーを通して平和というメッセージが発信できるといい」と話していました。

さらにミッドフィルダーの高宇洋選手は「被爆体験を聞いて、広島でサッカーをやる意味を考えた。スポーツを通して平和を実現していければいい。サッカー選手としてじゃなく人として、歴史を感じて自覚を持ってやれれば」と話していました。