タイ 人権活動家殺害容疑で当局者ら4人取り調べ

タイ 人権活動家殺害容疑で当局者ら4人取り調べ
タイで、5年前に当局に拘束されたあと行方が分からなくなっていた少数民族の人権活動家がダムに沈められたドラム缶の中から遺体で見つかった事件で、捜査当局は活動家を拘束した当局者ら4人を殺人などの疑いで取り調べています。
タイ中部ペッチャブリー県で、ことし9月、ダムに沈められたドラム缶の中から見つかった人骨が、行方が分からなくなっていた少数民族カレン人の人権活動家ポーラジー・ラクジョンジャルンさんのものと判明し、警察は、ポーラジーさんが殺害されて遺棄されたとみて捜査を進めていました。

ポーラジーさんは、ミャンマーとの国境付近の国立公園内に住むカレン人たちの人権を守る活動を続け、家屋などが公園管理当局に焼き払われたことに抗議していましたが、5年前の2014年4月、公園管理当局に拘束されたあと、行方が分からなくなっていました。

この事件についてタイの特別捜査局は、公園管理事務所のチャイワット・リムキットアクソン元所長など4人を12日から殺人などの疑いで取り調べています。

元所長ら4人は容疑を否認しているということです。

タイでは、少数民族や人権団体の活動家が当局に拘束されたあとに行方不明になったり、殺害されて見つかったりする事件が長年にわたって相次いでいて、国際的な人権団体から真相究明を求める声が上がっています。