青森 女子児童切りつけ事件 逮捕の中学生「誰でもよかった」

青森 女子児童切りつけ事件 逮捕の中学生「誰でもよかった」
12日、青森県八戸市で小学生の女子児童が刃物で切りつけられ、14歳の男子中学生が逮捕された事件で、男子中学生が「誰でもよかった」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は、無差別に切りつけた疑いもあるとみて詳しいいきさつを調べています。
12日夕方、八戸市新井田西の路上で、1人で下校していた小学校高学年の女子児童が刃物で首を切りつけられ全治3週間のけがをした事件で、警察は、市内に住む14歳の男子中学生を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

これまでの調べに対し男子中学生は、容疑を認め「殺すつもりだった」、「カッターで切りつけた」などと話し、さらに「誰でもよかった」という趣旨の話をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は、少年の自宅から複数のカッターナイフを押収していて、事件に使われたものか確認を進めるとともに、無差別に切りつけた疑いもあるとみて動機や詳しいいきさつを調べています。

逮捕された少年 今後は

逮捕された少年は48時間以内に送検され、検察は、送検から24時間以内に勾留するか、家庭裁判所に送るかを決めます。

勾留は最も長くて20日間で、その後、家庭裁判所に送られます。

家庭裁判所では調査の必要があると判断した場合には少年鑑別所に収容する「観護措置」を取り、最も長くて8週間、調査官が調査します。

その後、家庭裁判所の審判が行われ、少年院や児童自立支援施設などに送るか、非行からの立ち直りを支援する保護観察などの処分にするかを決めます。

刑事処分に当たると判断すれば検察に送り返され、起訴されることもありますが、14歳の少年の場合、検察に送り返されるケースは極めて少なくなっています。

保護者や警察官に見守られながら登校

小学生の女子児童が下校中に刃物で切りつけられた事件を受けて、女子児童が通う小学校では13日朝、子どもたちが保護者や警察官に見守られながら登校しました。

女子児童が通う小学校では、女子児童が1人で下校していたところ襲われたことから13日、保護者に対して付き添いでの登下校を求める対応をとりました。

13日朝、小学校では母親に付き添われて登校する児童の姿が見られたほか、小学校の教職員や警察官が通学路などに立って子どもたちの登校を見守りました。

小学5年生の娘がこの小学校に通っているという40代の男性は「テレビでしか見ないような事件が起きて不安でいっぱいです。容疑者が中学生だと聞いて驚きました」と話していました。

また、現場近くに住む別の40代の男性は「事件が起きて怖いと思いましたが、容疑者が逮捕されて安心しました。穏やかな地域なので驚いています」と話していました。

事件を受けて八戸市教育委員会は、13日午後3時半から記者会見を開くほか、午後4時からは市内の小中学校の校長を集めて臨時の会議を開き、子どものケアなどについて対応を確認することにしています。