台風被害の畜産農家 復旧後初めての子牛出荷 今後の経営に不安

台風被害の畜産農家 復旧後初めての子牛出荷 今後の経営に不安
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台風19号で大きな被害を受けた福島県石川町の畜産農家では、この1か月、牛舎の復旧などを進め、13日、ようやく子牛の出荷にこぎ着けました。一方で、死んでしまった牛もいて、今後の農場経営に不安を募らせています。
福島県石川町では、先月の台風19号の豪雨で阿武隈川の支流が氾濫し、広い範囲で浸水しました。

畜産農家の大島多市さん(62)の牛舎も、2メートル近い高さまで水につかり、飼育していた肉牛40頭余りのうち、子牛を含む7頭が溺れるなどして死んだほか、1頭が流されて行方が分からなくなったということです。

この1か月間、牛舎の復旧などを進めた結果、台風被害のあと初めてとなる牛の出荷にこぎ着けました。

出荷されたのは子牛2頭で、13日朝、本宮市内の市場に運ばれていきました。

一方で、来年出荷する予定だった子牛が死んだため、およそ400万円の減収が見込まれるうえ、刈り取っておいた飼料となる牧草の大半も流されてしまったということです。

大島さんは「来年の運転資金がなくなってしまったので、借り入れをするしかありません。今後のことを考えると夜も眠れないです」と不安を口にしていました。