企業物価指数 5か月連続前年同月比減 米中貿易摩擦の影響

企業物価指数 5か月連続前年同月比減 米中貿易摩擦の影響
k10012175401_201911131122_201911131124.mp4
企業の間で取り引きされるモノの値動きを示す、先月の「企業物価指数」は、米中の貿易摩擦の影響で原油などの商品の市況が悪化したことから、5か月連続で前の年の同じ月を下回りました。
日銀は毎月、全国の企業に聞き取りを行い、企業の間で取り引きされているモノの値動きを調査しています。

13日に発表された先月の企業物価指数は、平成27年の平均を100とした指数で102.0と、前の年の同じ月を0.4%下回りました。

指数が前の年の同じ月を下回るのは5か月連続です。

これは、米中の貿易摩擦による中国経済の減速の影響で原油などの商品の市況が悪化したことが主な要因で、鉄くずなどの「スクラップ類」や「石油・石炭製品」などが大きく下落しました。

一方、消費税率引き上げの影響を除いた指数は100.5と、前の年の同じ月を1.9%下回りました。

日銀は「消費税率の引き上げ後、初めての指数の発表となったが、消費マインドの冷え込みによる企業物価への影響は限定的で、米中の貿易摩擦や薬価の改定の影響が大きいと分析している。消費税率引き上げの影響は引き続き注視したい」と話しています。