昨年度の病院収支 国公立は赤字 民間は黒字

昨年度の病院収支 国公立は赤字 民間は黒字
全国の医療機関の昨年度、平成30年度の収支は、国公立の病院では人件費の増加などで赤字の状態が続く一方、民間病院は黒字だったことが分かりました。
医療機関に支払われる診療報酬の改定に向け、厚生労働省は、昨年度、平成30年度の医療機関の経営状況を調査し、13日に開かれた中医協=中央社会保険医療協議会に報告しました。

それによりますと、病床数が20床以上の「一般病院」全体の収支は平均で9637万円の赤字で、前の年度よりも1025万円改善したものの、赤字の状態が続いています。

これを経営主体別に見ますと、国立病院が平均で1億7391万円、公立病院が6億4195万円の赤字だった一方、医療法人が経営する民間病院は5290万円の黒字でした。

また、病床数が19床以下の「一般診療所」は、前の年度よりやや減ったものの1785万円の黒字でした。

このほか医師の平均年収は、民間病院の勤務医が1641万円、公立病院が1514万円、国立病院が1432万円、個人経営の一般診療所が1079万円、医療法人が経営する一般診療所が1054万円でした。

厚生労働省は「国公立の病院は、診療報酬の改定などで一定の収入増加がみられたものの、人件費の増加など支出も増えたため、赤字が続いている」と分析しています。