スペイン 議会選挙の投票 極右政党が大幅議席増の勢い

スペイン 議会選挙の投票 極右政党が大幅議席増の勢い
スペインでは、10日、議会選挙の投票が行われます。北東部カタルーニャ州で独立運動が活発化するなか、対話による解決を掲げる与党に対して、強硬策を主張する極右政党が支持を伸ばし、議席を大幅に増やす勢いです。
スペインの議会選挙は、ことし4月の選挙で、単独で過半数を獲得した政党がなく、連立交渉も失敗したことから行われるもので、北東部カタルーニャ州への対応が最大の争点になっています。

カタルーニャ州をめぐってはおととし、独立の是非を問う住民投票を強行した州の元幹部らに対して、最高裁判所が先月、実刑判決を言い渡したのをきっかけに独立運動が再び活発化し、警察との衝突で、多くのけが人が出ました。

独立について、左派の与党・社会労働党は対話による解決を目指しているのに対して、右派の野党・国民党などはより強硬な対応を主張しています。

なかでも極右政党ボックスは、州の自治権の停止や、独立派の州政府のトップの逮捕を主張して支持を急速に広げ議席を大幅に増やす勢いです。

最新の世論調査によりますと、各党の支持率は社会労働党が27%、国民党が21%、ボックスが14%などとなっています。

スペインの議会選挙は、この4年間で4回目で、今回も単独で過半数を獲得する政党はない見通しですが、右派やボックスが躍進した場合、カタルーニャ州との対立が激化するのは必至とみられます。

投票は、日本時間の9日午後5時から行われ、10日朝には大勢が判明する見通しです。