「第五福竜丸」の元乗組員 65年たった今の心境を語る

「第五福竜丸」の元乗組員 65年たった今の心境を語る
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昭和29年、太平洋のビキニ環礁で、アメリカの水爆実験に巻き込まれて被爆した「第五福竜丸」の元乗組員が9日、神奈川県三浦市で65年たった今の心境を語り、「今も苦しんでいる人がいることを知ってほしい」と訴えました。
大石又七さん(85)は65年前の昭和29年3月、20歳の時に、マグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員として太平洋のマーシャル諸島のビキニ環礁で操業していたところアメリカの水爆実験に巻き込まれ被爆しました。

大石さんは語り部の活動を長く続け、9日は、第五福竜丸の史実を伝える展示館の学芸員の呼びかけで、現在、暮らしている神奈川県三浦市の地域の人たちなどに今の心境を語りました。

この中で、大石さんは今でも被爆したことによる不安があるとしたうえで、「水爆実験をした人、関わった人には責任をとって説明してもらいたい。責任をとる人がいるべきだ」と話しました。

また、ビキニ環礁で起きたことについて「たくさんの人たちが知らないのはおかしいと思っている。広島や長崎だけでなくビキニ事件で今も苦しんでいる人がいることをみんなに知ってもらいたい」と訴えました。

大石さんの話を聞いた横須賀市の40代の女性は「ビキニ事件については知っていましたが、乗組員の人に直接会えたので大事な話を残していきたい」と話していました。