米中 国防相会談へ 米軍兵士の遺骨収集協議の考え

米中 国防相会談へ 米軍兵士の遺骨収集協議の考え
アメリカ国防総省の高官は、今月中旬にエスパー国防長官と中国の魏鳳和国防相が会談する見通しを示したうえで、軍どうしの信頼関係構築の一環として、第2次世界大戦中に中国で戦死したアメリカ軍兵士の遺骨の収集作業について協議する考えを明らかにしました。
アメリカのエスパー国防長官は、今月13日からアジア4か国を歴訪し、このうちタイのバンコクでは、ASEAN=東南アジア諸国連合の拡大国防相会議に出席する予定です。

今回の歴訪について、国防総省でアジア太平洋地域の政策を統括するシュライバー国防次官補が8日、NHKなど一部メディアの取材に応じ、エスパー長官が、拡大国防相会議に合わせてバンコクを訪れる中国の魏鳳和国防相と会談する見通しを明らかにしました。

シュライバー次官補によりますと、会談でエスパー長官は、軍どうしの信頼関係構築の一環として、第2次世界大戦中に中国で戦死したアメリカ軍兵士の遺骨の収集作業について協議する考えだということです。

アメリカ軍は、大戦中、中国南部で、旧日本軍と戦った国民党の軍を支援し、現地には今も多くの兵士の遺骨が眠っているということで、シュライバー次官補は、「これまでは断続的な協力に終わっており、強固なレベルで再開したい」と述べ、遺骨収集の再開に意欲を示しました。

一方、会談でアメリカは、北朝鮮への圧力維持に向けて、後ろ盾である中国に対して、洋上で積み荷を移す「瀬取り」の取締りの強化についても求めるとしていて、会談の行方が注目されます。