柏崎刈羽原発で住民参加の大規模防災訓練 新潟

柏崎刈羽原発で住民参加の大規模防災訓練 新潟
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新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所で重大な事故が起きたという想定で、住民が避難する防災訓練が行われました。
訓練は震度6強の地震で原発にトラブルが起きたという想定で行われ、屋内に退避する住民も含めおよそ16万人に参加が呼びかけられました。

このうち柏崎市内では、集落の一部が孤立し、住民20人が港から海上保安庁と自衛隊が用意した船で避難する訓練が行われました。

また、原発から30キロほど離れた見附市では、住民が屋内に退避したあと、原発の状況が悪化してきたため、避難指示が出されたという想定でバスで避難する訓練が行われました。

バスはスクリーニングポイントとされた40分ほど離れた公園で、放射性物質が付着していないか検査を受けていました。

新潟県が独自に行っている福島第一原発の事故の検証委員会の委員も訓練を視察し、福祉施設の職員が外部から放射性物質を含んだ空気が入らないようにする装置を動かす手順を確認する様子などを見学しました。

検証委員会のメンバーで東京大学大学院の関谷直也准教授は「手順を確認することができたのはよかったが、もっと厳しい状況で訓練を繰り返すことが重要だ」と話していました。

柏崎刈羽原発は福島第一原発の事故のあと、7基の原子炉がすべて運転を停止し、このうち6号機と7号機がおととし、国の規制基準に合格していますが、新潟県が独自に行っている検証作業が終わらないかぎり再稼働の議論を始めることができず、再稼働の見通しは立っていません。