ジュネーブ国際音楽コンクール 作曲部門 高木日向子さんが優勝

ジュネーブ国際音楽コンクール 作曲部門 高木日向子さんが優勝
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若手音楽家の登竜門として知られるスイスの「ジュネーブ国際音楽コンクール」の作曲部門で、兵庫県出身の高木日向子さんが優勝しました。作曲部門で日本人が優勝したのは2015年以来、2回目です。
ことしで74回目となる「ジュネーブ国際音楽コンクール」では8日、作曲部門の決勝が行われました。
作曲部門は2011年に新たに設けられ、今回が5回目です。

23か国、60人の音楽家の中から最終選考に残ったのは、兵庫県尼崎市の高木日向子さん(30)ら3人で、審査の結果、高木さんとコロンビア人の男性の2人が優勝しました。

高木さんの曲名はフランス語で瞬間を意味する「L’instant」で、コンクールでは、オーボエのソロのほか弦楽器などのアンサンブルで演奏されました。

画家の高島野十郎の作品、「ろうそく」からヒントを得てこの曲を作ったということで、およそ15分間の演奏ではオーボエの幻想的な音色がアンサンブルをリードし、会場は心地よいゆったりとした旋律に包まれました。

高木さんは、中学時代にクラスの歌などを作曲して文化祭で発表したことをきっかけに作曲に関心を持ち始めたということで、2013年に大阪音楽大学大学院の作曲研究室を修了し、現在は母校の作曲助手などを務めています。

高木さん「ただただびっくり」

優勝した高木日向子さんはNHKのインタビューに対して、「ただただびっくりしています。ここに連れて来てくださったすべての方に感謝したいです。2年前に亡くなった父にも伝えたいなと思っています」と述べました。

また、受賞した理由については「今回の作品は、ナチュラルな表現で、自分のやりたいことを表現したというところが評価してもらえたのかなと自分の印象としては思います」と述べました。

そして、今後については「現代音楽はまだ、難しいなとか、とっつきにくいなとか思っている方がたくさんいると思いますが、多くの方に魅力を知っていただき、現代音楽が日本で発展できる一助となる存在になれればうれしいです」と語り、作曲家としてのさらなる飛躍を誓っていました。