トランプ大統領に2億円支払い命令 ニューヨーク州の裁判所

トランプ大統領に2億円支払い命令 ニューヨーク州の裁判所
アメリカのトランプ大統領が運営していた慈善団体の資金が、3年前の大統領選挙の運動などに違法に使われていたとして、ニューヨーク州の裁判所は、トランプ大統領に日本円で、2億円余りの支払いを命じました。
この裁判は、トランプ財団の本部が置かれたニューヨーク州が、財団の資金の使われ方が慈善団体の活動を定める法律に違反しているとして、財団の解散や賠償金の支払いを求めて起こしました。

ニューヨーク州の裁判所は7日、トランプ大統領が財団の資金を3年前の大統領選挙の選挙運動や私物の購入に違法に使っていたと認め、200万ドル、日本円で2億円余りの支払いを命じました。

支払われる2億円余りは、子どもを支援する団体など8つの非営利団体に寄付されるということです。

一方、財団の解散については、去年、トランプ大統領が応じ、財団に残っていた175万ドルは、別の慈善団体への移管が決まっています。

裁判所の判断のあと、トランプ大統領は声明を出し「今回の裁判は、ニューヨーク州による政治的な攻撃だ」と批判したうえで、最近、登録上の居住地をニューヨークからフロリダ州に変えると発表したことを念頭に「みんなが、ここから離れるのは当然だ」と述べました。

ただ、裁判所が財団の資金の違法な流用を認めたことは、来年の大統領選挙に向けて対決姿勢を強める野党・民主党にとっては批判材料となりそうです。