パラ陸上世界選手権 女子400m 佐々木4位 東京パラ代表内定

パラ陸上世界選手権 女子400m 佐々木4位 東京パラ代表内定
アラブ首長国連邦のドバイで行われているパラ陸上の世界選手権は7日に開幕し、女子400メートル視覚障害のクラスで佐々木真菜選手が58秒38のタイムで4位に入り、来年の東京パラリンピックの代表に内定しました。今大会で日本選手が代表に内定したのは初めてです。
パラ陸上の世界選手権は各種目で4位以内に入ると東京パラリンピックの代表に内定します。

女子400メートル視覚障害のクラスの佐々木真菜選手は午前中に行われた予選で58秒65と全体の2番目のタイムで通過し、決勝では自己ベストを更新する57秒台を目指しました。

別の選手のフライングでスタートがやり直された中でも集中を切らさずに持ち味の粘り強さを発揮し、57秒台には届かなかったものの58秒38のタイムで4位に入りました。

佐々木選手は今大会、日本選手として東京パラリンピックの代表内定第1号です。

金メダルはブラジルのソアレス ダ シウバラヤネ選手で、タイムは57秒30でした。

男子1500メートル視覚障害のクラスの予選では和田伸也選手が2位、唐澤剣也選手が6位に入りそれぞれ決勝に進みました。このうち予選の1組に登場した和田選手は、終盤にスパートを仕掛けて決勝進出が決まる2位に順位を上げて自身が持つ日本記録を0秒34更新する4分13秒07のタイムでフィニッシュしました。

そのほか男子100メートル車いすのクラスでは生馬知季選手が準決勝で全体の10位にとどまり、上位8人で争う決勝に進むことはできませんでした。西勇輝選手は予選で全体の21位で準決勝に進めませんでした。

佐々木「4位はくやしい」

女子400メートル視覚障害のクラスで4位に入り東京パラリンピックの代表に内定した佐々木真菜選手は「内定してすごくうれしいですが、メダルを目指していたので4位はくやしいです」と話していました。

レースでは別の選手のフライングでスタートがやり直されましたが、「これまでの試合でも何回もあったので気にせずに自分の走りをしようと思いました」と振り返りました。

そのうえで58秒台のタイムで4位だったことについては「予選でまずまずのタイムが出たので決勝は57秒台を目標にしましたがスタートの飛び出しがうまくいきませんでした。世界には56秒台の選手もいるので、そこに近づけるように、メダルに近づけるように頑張りたいです」と話していました。
佐々木真菜選手は福島市出身の22歳。視覚に光の調節が難しい「無虹彩症」という障害がある佐々木選手は中学2年生の時に陸上を始めて中距離の種目に取り組み、高校2年生で400メートルに転向しました。

福島県の銀行に勤務しながら競技を続けていて、最近はウエートトレーニングを積極的に取り入れて自己ベストを更新し、去年のアジアパラ大会では大会新記録で金メダルを獲得しています。

和田「思い描いたとおりのレースできた」

男子1500メートル視覚障害のクラスの予選で自身が持つ日本記録を更新して決勝に進んだ和田伸也選手は「記録をねらって予選を突破したいと思っていたので思い描いたとおりのレースができた。伴走のガイドからも的確に指示をもらえて走りやすかった」と振り返りました。

決勝に向けては「始まるまで24時間ないですがしっかりと準備したいです」と意気込んでいました。