新潟女児殺害事件 きょう初公判 殺意あったかなど争点の見通し

新潟女児殺害事件 きょう初公判 殺意あったかなど争点の見通し
去年5月、新潟市で小学2年生の女の子を殺害し、線路に遺体を遺棄したとして殺人などの罪に問われている被告の裁判員裁判が8日から新潟地方裁判所で始まります。裁判では殺意があったかなどが争点となる見通しです。
新潟市西区の小林遼被告(25)は去年5月、小学2年生の女の子(当時7)を車ではねて連れ去り、わいせつな行為をしたうえ、首を絞めて殺害し自宅近くの線路に遺体を遺棄したとして殺人などの罪に問われています。

この事件の裁判が8日午後、新潟地方裁判所で始まります。捜査関係者によりますと、被告は捜査段階での調べに対し線路に遺体を遺棄したことは認める一方、「殺すつもりはなかった」などと殺意について否認していたということです。

裁判では殺意があったかなどが争点となる見通しで、被告が事件の動機やいきさつについて法廷でどのような発言をするのか注目されます。

判決は来月4日に言い渡される予定です。

遺族「あの日から私たち家族の時間は止まったまま」

初公判を前に女の子の遺族が報道各社にコメントを寄せました。

娘が亡くなってから1年半が経過しました。あの日から私たち家族の時間は止まったままです。

今回被告人の裁判が始まりますが、判決がどのような結果になったとしても、娘が戻ってくることはなく、私たちの悲しみは裁判の前も裁判の後も何も変わることはありません。

娘の命と私たちの幸せを奪った被告人に対しては許せるはずがなく、私たち家族としては被告人を法律で定められた最も重い刑にしていただきたいです。

裁判官、裁判員の皆様には今回の裁判で何が本当のことかをよく見極めていただき、適切な判断をしていただきたいと考えております。

また事件直後、私たち家族は報道機関の方々に自宅を取り囲まれたり、何度も自宅のインターフォンを鳴らされたり、尾行されたり、自宅近くのマンションのベランダから娘の棺を撮影されるまでしました。私たち家族としては報道機関の方々から非常に理不尽な扱いを受けたと感じています。

それによって、娘との最期の別れを静かに過ごすというささやかな希望すらかないませんでした。

その後も、裁判所から法廷で娘の名前を呼ばないという決定が出て、これに基づいて私たちの弁護士が報道機関の方々に娘を実名で報道しないよう要請したのにもかかわらず、これを無視して娘を実名で報道し、インターネットのニュースサイトにも実名を載せた報道機関があるなど、私たちとしては報道機関の方々の取材、報道姿勢について全く理解できません。

このたびの裁判を報道するに当たっては、私たちが平穏な生活を送れるように取材方法や報道内容等については特段の配慮をしていただきたいと強くお願いしたいです。以上