長野 千曲川支流の排水施設故障 避難の基準を引き下げて対応

長野 千曲川支流の排水施設故障 避難の基準を引き下げて対応
台風19号の豪雨災害で大きな被害が出た長野市では千曲川の支流が氾濫しないよう排水する施設が浸水のため一部、使えないままになっていて、市は復旧が完全に終わるまではまとまった雨の際に氾濫のおそれがあるとして、避難を呼びかける基準を引き下げて対応する方針です。
長野県内を流れる千曲川は、水位が上がって合流する支流の浅川に逆流するおそれがある場合は水門が閉じられることになっています。

その際、行き場を失った支流の氾濫を防ぐため、長野市がポンプを使って本流に排水する「排水機場」と呼ばれる施設を隣の小布施町に設置していますが、台風19号の際に2か所で浸水して故障し、排水できなくなりました。

このため台風から10日後には長野市が「大雨によって千曲川に流れる支流が氾濫するおそれがある」として、流域の住民に避難を呼びかけたケースもありました。

長野市は2つの排水機場のうち1つは応急的な復旧工事によって排水機能を回復させたものの、流れてくる大きなごみなどを取り除く機械が使えないままで、来年の梅雨の時期までに完全復旧させる予定です。

一方、もう1つは老朽化のため建て替えの検討も必要だとして復旧のめどがたっていないということです。

このため長野市は復旧が完全に終わるまではまとまった雨の際に氾濫のおそれがあるとして、避難を呼びかける基準を引き下げて対応することにしています。