抗議活動続く香港 公正な選挙求め親中派の候補らがデモ行進

抗議活動続く香港 公正な選挙求め親中派の候補らがデモ行進
香港で今月24日に行われる区議会議員選挙を前に、7日、親中派の候補らが選挙を公正に行うための対策とるよう政府に求めてデモ行進を行いました。抗議活動が続く中、選挙の延期や取り消しがとりざたされており、香港政府は対応に苦慮していると見られます。
香港では、今月24日に行われる区議会議員選挙に向けて選挙戦が本格化する中、6日、宣伝活動中だった親中派の候補者が男に刃物で刺されてけがをする事件が起きました。

これを受けて、親中派の候補者180人が集まって7日午後、香港島の中心部でデモ行進を行い、「公正な選挙を行うためには、暴力を止めることが必要だ」として、政府に対し対策をとるよう求めました。

参加した候補者の1人は「有権者は安全が確保できるのか心配している。このままでは公正な選挙が行えるのか疑わしい」と話していました。

一方、7日は各地の大学で卒業式が行われ、マスク姿の卒業生らが会場で「香港を取り戻せ」などと書かれた横断幕を掲げたほか、式の最中にスローガンを叫んだり、国歌斉唱の際に背を向けたりして政府や警察に対する強い反発を示しました。

抗議活動による混乱が続く中、選挙では民主派側が勢力を伸ばすと見られていますが、政府を支持してきた親中派の陣営からは、「暴力が止まらなければ、選挙の延期や取り消しを検討すべきだ」といった声があがっており、政府は対応に苦慮していると見られます。