漁船で16人殺害か 韓国が北朝鮮の船員2人を追放

漁船で16人殺害か 韓国が北朝鮮の船員2人を追放
韓国は、日本海上で拘束した北朝鮮の船員2人が漁船の中で16人を殺害したものとみられると発表し、2人を北朝鮮に追放しました。
韓国統一省は、今月2日に日本海上で拿捕(だほ)した北朝鮮の船に乗っていた20代の船員2人を、7日午後、南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)を通じて、北朝鮮に追放したと発表しました。

この2人は、日本海で操業中のイカ釣り漁船で16人の乗組員を殺害し、逃亡していたものとみられ、5日、北朝鮮側に2人の追放の意思を伝えたところ、6日、北朝鮮側から引き取るとの返事があったということです。

韓国が北朝鮮の住民を追放するのはこれが初めてで、統一省は、「重大な犯罪であり、韓国の国民の生命や安全の脅威となる。凶悪犯罪者として、国際法上の難民としても認められないと判断した」と述べました。

統一省の関係者によりますと、犯行は先月末に行われ、2人は犯行を認めているほか、殺害には、北朝鮮ですでに船から降りたもう1人が関わっているとみられるということです。

また、韓国の情報機関は、漁船はことし8月から北朝鮮やロシア周辺で操業していて、3人は船長に対する不満を募らせていたと説明しています。

犯行にはおのやハンマーが使われたということですが、証拠は隠滅されていて、船内に遺体も残されていなかったということです。