貿易交渉の合意は米の関税引き下げが前提 中国商務省

貿易交渉の合意は米の関税引き下げが前提 中国商務省
貿易問題などをめぐる米中の首脳会談の調整が続くなか、中国商務省の報道官は、アメリカとの間で協議の進展に合わせて段階的に関税を引き下げることで同意していると明らかにする一方、合意の前提はアメリカによる関税の引き下げだとくぎを刺しました。
米中の貿易交渉は、先月行われた閣僚級の交渉で農業や金融などの分野で部分的な合意に至り、トランプ大統領と習近平国家主席が首脳会談を行って正式な文書に署名するため、調整が進められています。

これについて、中国商務省の高峰報道官は7日の記者会見で、「アメリカ側とは協議の進展に合わせて段階的に関税を引き下げることで同意している」と明らかにしました。

その一方で、「協議の内容と同程度の関税を取り消すことが合意達成の重要な条件だ」と述べ、正式な文書を交わすにはアメリカによる関税の引き下げが前提となるとくぎを刺しました。

イギリスのメディアなどは、これまでにトランプ政権が関税の一部撤回を検討していると伝えていますが、アメリカ国内では中国に対して国有企業への過剰な補助の見直しなどを含めた包括的な合意を求める声も根強く、関税をどの程度引き下げるのか両国の駆け引きが続いているとみられます。

一方で、首脳会談の時期や場所について高報道官は「具体的な情報はない」と述べるにとどめ、双方の調整が行われていることを示唆しました。