“AYA世代”のがん 8割近くが女性 診療・支援体制整備を

“AYA世代”のがん 8割近くが女性 診療・支援体制整備を
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10代後半から30代のAYA(あや)世代と呼ばれる人たちのがんについて国立成育医療研究センターなどが分析したところ、ほかの世代とは異なり、がんと診断された人の8割近くが女性だと分かり、専門家はこの世代に応じた診療や支援の体制を整えることが必要だとしています。
10代後半から30代にかけての若い世代は「AYA世代」と呼ばれ、患者数が少ないことから、学生や子育てをしている人が多いなどといったこの世代に応じた診療や支援の体制が十分整えられていないと指摘されています。

国立成育医療研究センターと国立がん研究センターは、おととしまでの2年間、全国800余りの医療機関を受診したAYA世代のがん患者について分析しました。

その結果、この世代でがんと診断された人は5万7788人で、女性が4万4946人とおよそ78%を占めた一方、男性はおよそ22%にあたる1万2842人で、男性が過半数を占める上の世代での傾向とは異なっていました。

10代後半では男女の割合に差はありませんでしたが、20代と30代は女性が多く、全体の35%にあたる2万666人が、早期の子宮頸がんや乳がんでした。

国立成育医療研究センターの松本公一小児がんセンター長は「女性でがんになる人が多く、就職や結婚、子育てなどで忙しい人が多いなど、AYA世代の特徴に応じた診療や支援の体制を整える必要がある」と話しています。