即位に伴う祝賀パレードは来月10日に延期へ

即位に伴う祝賀パレードは来月10日に延期へ
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天皇陛下の即位に伴い、今月22日に予定されていた祝賀パレード、「祝賀御列の儀」について、政府は、台風19号の被災地への対応に万全を期すなどとして、およそ3週間延期し、来月10日に実施する方針を固めました。
政府は、憲法で定める国事行為として、今月22日に、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」を行うとともに、祝賀パレードの「祝賀御列の儀」や、祝宴にあたる「饗宴の儀」を予定していました。

しかし、台風19号により広い範囲で甚大な被害が発生したことを受けて、政府は、被災地の復興・復旧対応に万全を期すなどとして、このうちの「祝賀御列の儀」について、およそ3週間延期し、来月10日に実施する方針を固めました。

一方、「即位礼正殿の儀」や22日から4回に分けて開く「饗宴の儀」については、予定どおり行うことにしています。

政府は、「祝賀御列の儀」の日程などについて、18日の閣議で、改めて決定することにしています。

市民「お祝いは落ち着いたら」

天皇陛下の即位に伴う「祝賀御列の儀」が延期されることについて、都内で話を聞きました。

東京・多摩市に住む76歳の女性は「被災地が大変な状況なので対応を優先してパレードを延期するのはいいと思う。自分は、上皇さまが結婚されたときのパレードを見た経験があるが、やはり、災害などがないときにお祝いするのがいいのではないか」と話していました。

埼玉県新座市に住む22歳の大学生の女性は、「被災地のことを思うとパレードどころではないと思うので、延期するという判断でいいと思う」と話していました。

また、東京・大田区の83歳の男性は「多摩川の近くに住んでいて自宅付近は被害がなかったが、もしかしたら自分も被災者になった可能性がある。天皇陛下も被災地を心配されていると思うし、お祝い事なので落ち着いたときにやったほうがよい」と話していました。

「祝賀御列の儀」とは

「祝賀御列の儀」は、天皇陛下が、皇后さまとともに、広く国民に即位を披露し祝福を受けられる儀式で、祝賀パレードにあたります。

今月22日、即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に続いて午後3時半から国事行為として行われることになっていました。

天皇皇后両陛下がオープンカーで皇居・宮殿を出発し、二重橋前交差点、国会議事堂正門前を経て青山通りに入り、およそ4.6キロのルートを通り抜けて午後4時ごろ、赤坂御用地にあるお住まいに到着される予定でした。

前回、上皇さまが即位された際のパレードでは、およそ11万7000人が沿道に詰めかけ、即位を祝いました。

今回のパレードで使われるオープンカーは、先月、納車されて皇居に運ばれ、皇居内でドライバーの習熟のための訓練が行われるなど準備が進められています。

儀式まで1週間となった15日には、両陛下が「即位礼正殿の儀」のリハーサルに臨み、リハーサルのあとに皇居内でオープンカーに試乗されました。一方、天候が悪化する見通しの場合、パレードは4日後の26日に延期され、26日も悪天候が予想されれば、取りやめられることになっていました。