【動画】千曲川決壊 住宅街に流れ込む濁流

【動画】千曲川決壊 住宅街に流れ込む濁流
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千曲川の堤防が決壊した長野市穂保地区では、住宅街に濁流が押し寄せ大規模な浸水被害が起きました。当時、住宅が濁流に飲み込まれ2階に避難した女性が救助を待つまでの緊迫した状況を動画で撮影していました。

午前5時39分 ごう音とともに濁流押し寄せる

動画を撮影したのは千曲川の堤防が決壊した場所から、300メートルほど離れた場所に住む20歳の女性です。

当時は67歳の祖母と34歳の叔母と一緒に自宅にいました。

穂保地区では今月13日の午前1時ごろには水が堤防を越えてあふれだし、午前4時前ごろに決壊した可能性があるとみられています。

女性が撮影を始めたのはそのおよそ1時間半後の午前5時半ごろで、ごう音とともに濁流が押し寄せ、赤い車の屋根まで水位が上がっていました。この時、3人は2階に避難していて女性の叔母が祖母に対し、「お母さんまだ生きるんだからね」などと、声を震わせながら励ましていました。

午前6時 車も完全に水没 川のように

そのおよそ20分後には、水位が上昇し、屋根が見えていた車も完全に水没していました。

家の周りは川のように大量の水が流れていますが、ここは畑や住宅が広がる場所で川ではありません。

午前6時16分 水が自宅の2階近くまで

また同じころに自宅の中を撮影した動画では1階部分が水没し、階段から水が2階近くまで迫ってくる様子が確認できます。

午前6時32分 濁流がすさまじい勢いで

隣の家では濁流が壁や窓を激しく打ちつけ、すさまじい勢いだったことがわかります。

午前7時5分 千曲川堤防決壊の様子も

そして午前7時すぎに撮影した動画では、自宅からおよそ300メートル離れた場所で堤防が決壊した様子も撮影されています。

撮影した女性と叔母と祖母の3人は、このおよそ1時間後の午前8時ごろに、自衛隊のヘリコプターによって救助されけがはありませんでした。

撮影した20歳の女性は「堤防が決壊したとみられる時には、ゴーという地鳴りのようなごう音が聞こえました。家ごと流されて、死んでしまうのではないかという恐怖を感じました。救助されて家族と会えた時には涙が出た。こんなことになるなんて全く想像していなかったので、助かって本当によかった」と話していました。