セブン&アイ 2022年度末までに3000人削減

セブン&アイ 2022年度末までに3000人削減
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂の一部の店舗の閉店や、そごう・西武の5つの店舗の閉鎖などによって、3年後の2022年度末までにおよそ3000人を削減することを明らかにしました。
セブン&アイ・ホールディングスは10日、収益力の低い店舗の閉鎖などを含めたグループ全体の事業構造改革を明らかにしました。

それによりますと傘下のデパートのそごう・西武について、
▽愛知県岡崎市の「西武岡崎店」、
▽大津市の「西武大津店」、
▽神戸市西区の「そごう西神店」、
▽徳島市の「そごう徳島店」をいずれも来年8月に閉鎖することにしました。
▽埼玉県川口市の「そごう川口店」は再来年の2月に閉鎖します。

また▽秋田市の「西武秋田店」と▽福井市の「西武福井店」はいずれも再来年の2月で売り場面積を縮小します。

セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長はそごう・西武の5店舗の閉鎖を決めた理由について、「採算性の改善が困難と判断した店の閉鎖を決断した」と述べました。

さらに傘下の総合スーパーイトーヨーカ堂についても33店舗はほかの企業との連携や閉店を検討するほか、食品スーパーの事業の22店舗も分社化を視野に収益の改善を図るとしています。

会社では今回の措置によって退職者を補充しないことを含めてイトーヨーカ堂とそごう・西武で、3年後の2022年度末までに合わせておよそ3000人の人員削減に踏み切ります。

このほかコンビニのセブン‐イレブンについても不採算のおよそ1000店舗について、閉鎖や移転などを行う方針です。

西武百貨店創業家ゆかりの西武大津店も

大津市で初めての百貨店として40年余り市民に親しまれてきた「西武大津店」が業績の低迷で来年8月で営業を終えることが決まりました。

滋賀県は「そごう・西武」の前身の西武百貨店の創業家にゆかりがあることで知られ、「西武大津店」は大津市で初めての百貨店として昭和51年にオープンしました。

当時は最先端のファッションを扱って若者を中心に売り上げを伸ばし、ピーク時の平成4年度には371億円を超える売り上げがありました。

しかしショッピングセンターや専門店との厳しい競争に加え、大津市に隣接する京都市でほかの百貨店が増床する中で、業績は低迷し、昨年度の売り上げはピーク時のおよそ3割にあたる99億円余りにとどまっていました。

こうした状況を踏まえ、10日、「そごう・西武」を傘下に持つ流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが「西武大津店」の閉店を決めました。

西武大津店の建物と土地はすでに売却されているということで、来年8月で営業を終え、40年余りの歴史に幕を閉じることになります。

西武百貨店をよく利用するという大津市民は「スーパーでは売っていないものがあったので、京都に行かなければならなくなると思うと不便で困ります」とか、「家族や友人とレストランで食事をした思い出があり、なくなるのは寂しいです」などと話していました。

「そごう徳島店は徳島駅前のシンボルだった」

そごう徳島店が、来年8月末で営業を終了することが決まったことを受けて、JR徳島駅前で聞きました。

70代の女性は「地下の食材売り場などには好きでよく行っていたので、営業終了は困ります」と話していました。

また20代の女性は「そごうは私が生まれた時から駅前にあって、徳島駅前のシンボルのような存在だったのでさみしいです」と話していました。