“試験中にトイレ”1割減点の規則廃止 滋賀 近江八幡

“試験中にトイレ”1割減点の規則廃止 滋賀 近江八幡
滋賀県近江八幡市にある県立高校で、生徒が試験中にトイレに行くとその科目の点数を1割減点する規則を設けていたことがわかりました。高校は「試験に集中してもらうのが目的だったが、トイレの我慢を強いることになり、配慮を欠いていた」として規則を廃止しました。
近江八幡市にある滋賀県立八幡工業高校によりますと、10年以上前、定期試験中にトイレで途中退室する生徒が多かったことを受けて、事前に申告せず試験中にトイレで席を立つとその科目の点数を1割減点するという規則を設けたということです。

規則は、試験前に教諭から口頭で告知され昨年度は延べ9人が、今年度は1人が実際に減点されたということです。

高校では、試験に集中してもらうことが目的で、通知表の評価に影響しないよう1割の減点にとどめていたとしていますが、外部から「不適切だ」という指摘を受け、今月行われている中間テストから廃止しました。

県立八幡工業高校の中辻仁史校長は「昔からの規則として取り扱っていたが、生徒にはトイレの我慢を強いることになり、人権上の配慮を欠き申し訳なかった」と話しています。

学校では中間テストが終わる11日、全校集会を開いて生徒に謝罪するということで、報告を受けた滋賀県教育委員会は、各高校に対し、人権への配慮を欠いた規則がないか、点検するよう指導することにしています。