台風19号 上陸へ 記録的大雨 甚大な被害のおそれ 厳重警戒を

台風19号 上陸へ 記録的大雨 甚大な被害のおそれ 厳重警戒を
大型で非常に強い台風19号の影響で、関東や東海を中心に、すでに記録的な大雨となっています。台風は、夕方から夜にかけて静岡県や関東南部に上陸する見込みで、大雨や暴風、高潮で、甚大な被害が発生するおそれがあります。厳重に警戒し、事態が悪化する前に早めに避難してください。
気象庁の発表によりますと、大型で非常に強い台風19号は、午後3時には静岡県下田市の南西140キロの海上を1時間に30キロの速さで北北東へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで中心の南東側330キロ以内と北西側260キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

この時間、伊豆諸島と東海、近畿、それに関東甲信の一部が暴風域に入っていて、台風は非常に強い勢力を保ったまま、暴風域を伴い12日夕方から夜にかけて静岡県や関東南部に上陸する見込みです。

関東や東海を中心に発達した雨雲がかかり続け、午後2時までの1時間には神奈川県箱根町で72.5ミリの非常に激しい雨が降りました。箱根町では、24時間の雨量が635ミリと観測史上最も多く、平年の10月1か月分の2倍近くに達する大雨となっています。また、静岡県や関東では、降り始めからの雨量が500ミリを超えていてすでに記録的な大雨となっています。

これまでの雨で群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、それに三重県では、土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

また、三重県と群馬県、神奈川県、静岡県、それに埼玉県では、氾濫の危険性が高まり、「氾濫危険水位」を超えている川があります。すでに大雨となっていますが、このあとも、西日本から東北にかけての広い範囲で非常に激しい雨が降り特に関東と東海を中心に猛烈な雨が降って記録的な大雨となるおそれがあります。

13日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、東海で600ミリ、北陸で500ミリ、東北と関東甲信で400ミリ、伊豆諸島で300ミリ、近畿と中国地方で200ミリ、北海道と四国で100ミリと予想されています。

また、西日本から北日本にかけての広い範囲で猛烈な風や非常に強い風が吹き、特に台風が近づく東海や関東では記録的な暴風となる見込みです。13日にかけての最大風速は、東海と関東甲信で45メートル東北で35メートル、近畿で30メートル、北海道で28メートル、北陸で27メートル、四国と中国地方で25メートル九州北部で20メートルと予想され、最大瞬間風速は、東海と関東甲信で60メートル東北で50メートル、近畿で45メートル、北海道と北陸で40メートル、四国と中国地方で35メートル、九州北部で30メートルに達する見込みです。

海上は猛烈なしけや大しけとなり、予想される波の高さは東海と関東、伊豆諸島で13メートル、東北で11メートル、近畿と四国で10メートル、北海道と北陸で7メートル、中国地方と九州北部で6メートルとなっています。

さらに、13日明け方にかけて西日本から北日本の広い範囲で潮位が高くなり、特に静岡県では記録的な高潮のおそれがあります。

土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫、暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要です。

今回の台風について気象庁は特別警報を発表する可能性があると警戒を呼びかけていますが、特別警報の発表を待たずに自治体が発表する避難情報に注意して、事態が悪化する前に早めに避難してください。

また、台風の中心から離れている地域でも竜巻などの激しい突風のおそれがあり十分な注意が必要です。