米中貿易交渉 部分的な合意結ぶ可能性も 米政府元高官

米中貿易交渉 部分的な合意結ぶ可能性も 米政府元高官
アメリカと中国の貿易交渉をめぐり、アメリカ政府の元高官は「小さな合意はあるかもしれない」と述べ、部分的な合意を結ぶ可能性があるという見方を示しました。
アメリカのオバマ前政権で東アジア政策を担ったダニエル・ラッセル元国務次官補は9日、都内でNHKのインタビューに応じました。

このなかでラッセル氏はアメリカと中国との貿易交渉について「中国は制裁を解除させるため何かしらの合意に達したいと考えていると思う。そのため小さな合意に至ることはあると思う」と述べ、部分的な合意を結ぶ可能性があるという見方を示しました。

ただラッセル氏は実際に合意するかどうかやその内容と時期については「トランプ大統領は来年の大統領選挙の再選に最も有利に働くものにするだろう」と述べ、来年の大統領選挙に向けたトランプ大統領の選挙戦略の影響を大きく受けると分析しています。

さらに仮に部分的な合意を結んだとしても、アメリカが重視する中国による知的財産権の侵害や技術の強制移転といった問題が残る可能性が高いとして、両国の対立はすぐには解消されないという見通しを示しました。

米中の貿易交渉では閣僚級の協議が今月10日から2か月ぶりに行われることになっていて、その行方が注目されています。