田中耕一さん「世界の最先端走っている うれしく思う」

田中耕一さん「世界の最先端走っている うれしく思う」
k10012119971_201910092122_201910092131.mp4
2002年にノーベル化学賞を受賞した島津製作所シニアフェローの田中耕一さんは、ことしの化学賞に吉野さんが選ばれたことについて次のようなコメントを公表しました。
「おめでとうございます。現在も企業の研究者・技術者である私としては、旭化成の名誉フェローでいらっしゃる吉野様が受賞されたことは、ことのほかうれしく思います。先生のご研究の経緯を改めて考えますと、私の1980年代からの経緯と重なる部分が多いように思えます。私の発見は、”産”である企業で基礎研究を行い、大阪大学の先生をはじめとする”学”の方々が応用を考え、世界に広めていただきました。これまで日本で常識と思われている役割分担とは逆転しています。実際には、企業での基礎研究はこれまでも多くなされており、これからもますます増えていくと思われます。従来日本は完成品を世界に使っていただくことが多かったのですが、リチウムイオン2次電池だけでなくさまざまな素材に関する研究・開発が行われ、世界の最先端を走っていることをうれしく思います。島津製作所としましても、これまでリチウムイオン2次電池の開発や解析にさまざまな分析機器を用いて協力をしてまいりました。今回の受賞を極めてよい機会として、さらに日本の科学技術に貢献してまいりたいと思います」。