議員定数を3分の1削減 イタリア議会で決定

議員定数を3分の1削減 イタリア議会で決定
イタリア議会は、上院と下院の議員合わせて945人のおよそ3分の1を削減することを決めました。政権を率いる新興政党は、議員の大幅な削減が税金の有効な利用につながるとアピールしていて、支持率の回復につなげたい考えです。
イタリア議会下院は8日、憲法を改正し、議員定数について、議会上院は現在の315人から200人へ、議会下院は現在の630人から400人へといずれもおよそ3分の1削減することを賛成多数で可決しました。

議員の削減は、既成政党を批判して去年の総選挙で躍進し、連立政権を率いる新興政党の「五つ星運動」が公約に掲げていました。イタリアは、これまでヨーロッパの中でイギリスに次いで議員の数が多く、五つ星運動は議員の数を減らせば多額の歳費の支出を有権者へのサービスに回し、税金の有効な利用につながると訴えてきました。

可決を受けて党首のディマイオ外相は「歴史的な約束を実行することができた」と述べて成果を強調しました。

五つ星運動は、ことし8月に右派政党「同盟」との連立政権を解消し、先月、中道左派の政党と組んで新たな連立政権を立ち上げました。しかし、支持率では野党となった「同盟」を下回る状況が続いていて、今回の議員削減をアピールし、支持率の回復につなげたい考えです。