旧門脇小学校 震災遺構へ 保存工事前に校舎内部公開 宮城 石巻

旧門脇小学校 震災遺構へ 保存工事前に校舎内部公開 宮城 石巻
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東日本大震災で津波と火災の被害を受けた宮城県石巻市の旧門脇小学校で、震災遺構として保存するための整備工事が始まるのを前に、校舎の内部が報道陣に公開されました。
石巻市の旧門脇小学校は、東日本大震災の津波で3階建ての校舎の1階までが浸水し、その後の火災で全焼しました。

これまで校舎への立ち入りが制限されていましたが、震災遺構として保存するための整備工事が始まるのを前に9日、報道陣に限って校舎の内部が公開されました。

内部は津波と火事の被害がそのまま残されていて、2階の壁は黒く焦げ、天井が抜け落ちて骨組みがむき出しになっていました。

また1階の廊下には砂をかぶったランドセルが残されていたほか、げた箱の一部に靴が残っていました。

整備工事は今月15日に始まり、市は維持費や耐震性などの問題から校舎の両端を取り壊す予定です。

また、再来年度にオープンしたあとも校舎内は立ち入り禁止にし、そばに新たに建てる「観察棟」から見せることにしています。

石巻市震災伝承推進室の渋谷幸伸室長は「津波と火災の痕跡が残る貴重な遺構で、後世に震災のおそろしさを伝えていきたい」と話していました。