国会 野党が関電経営幹部の参考人招致要求 与党は慎重姿勢

国会 野党が関電経営幹部の参考人招致要求 与党は慎重姿勢
関西電力の問題をめぐって、野党側は、衆議院予算委員会に、経営幹部らを参考人として招致するよう求めていく方針を確認しました。

一方、与党側は、「民間企業の問題だ」などとして参考人招致に慎重な姿勢を改めて示しました。
立憲民主党など野党側は、国会対策委員長が会談し、関西電力の問題について、事実関係を解明する必要があるとして、衆議院予算委員会に、多額の金品を受け取っていた経営幹部らを参考人として招致することなどを求めていく方針を確認しました。

このあと、立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し「公共性の高い企業であり、第三者委員会で調査するだけでは通用しない。会長が辞める、辞めないは関係ない」と述べました。

一方、自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し「民間企業の不祥事で国会招致した前例はないように思う。第三者委員会による真相究明をしっかり見ていくことが大事だ」と述べ、参考人招致に慎重な姿勢を改めて示しました。

これに先立って、自民・公明両党の幹事長や国会対策委員長らは、東京都内で会談し、野党側の理解も得て、あすから衆議院予算委員会で質疑を始めることを目指す方針を確認しました。

「調査結果を経済産業省にしっかり報告すべき」官房副長官

西村官房副長官は、午前の記者会見で、「民間企業の経営判断についてのコメントは控えたい。いずれにしても、関西電力は第三者委員会で徹底的に事実関係を調査することになるので、その結果を経済産業省にしっかり報告すべきだ」と述べました。

また、自民党の世耕参議院幹事長の資金管理団体が、福井県高浜町の元助役が関係する会社の社長から献金を受けていたと報じられたことについて、西村副長官は「個々の政治献金は政治家がそれぞれ説明すべきもので、政府としてはコメントを控える」と述べました。

立民 「癒着どこまであるのか国会で明らかに」

立憲民主党の蓮舫参議院幹事長は、党の参議院議員総会で、「関西電力の問題は、会長が辞めて済むという話では無い。自民党の世耕参議院幹事長は、官房副長官時代に福井県高浜町の元助役が関係する会社の社長から600万円の献金を受け、その後、経済産業大臣になった。適正な献金とは何か、政、官、財の癒着がどこまであるのか、まずは、関西電力の関係者に国会で明らかにしてもらうことが先決だ」と述べました。

共産 「自民党の責任は極めて重大」

共産党の穀田国会対策委員長は、記者会見で「自民党の責任は極めて重大で、関西電力の経営幹部らの国会招致を拒むのは、真相究明にふたをして闇に葬り去ろうとする悪辣(あくらつ)な動きだ」と指摘しました。

そのうえで、自民党の世耕参議院幹事長の資金管理団体が、福井県高浜町の元助役が関係する会社の社長から献金を受けていたと報じられたことについて「『関西電力と政治の癒着がやはりあったか』という思いだ。『洗いざらい明らかにしてほしい』という国民の要望に応えるべく追及したい」と述べました。