台風19号は「急速強化」 スーパー台風に匹敵で警戒必要

台風19号は「急速強化」 スーパー台風に匹敵で警戒必要
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大型で猛烈な台風19号は、24時間で急激に勢力が強まる「急速強化」が起き、最大風速が60メートル前後に達する、いわゆる「スーパー台風」に匹敵する勢力となっています。専門家は勢力があまり弱まらずに日本に近づくおそれもあるとして、警戒が必要だと指摘しています。
気象庁によりますと、台風19号の中心気圧は6日の午後6時には992ヘクトパスカルでしたが、7日午後6時には915ヘクトパスカルと、24時間で77ヘクトパスカルも低下しました。

中心気圧が24時間で40ヘクトパスカル前後下がる現象は「急速強化」と呼ばれ、強力な台風に特有の現象とされています。

台風のメカニズムに詳しい名古屋大学の坪木和久教授によりますと、24時間に70ヘクトパスカル以上下がるケースは非常にまれだということです。

また、最大風速が60メートル前後に達する台風は、アメリカで「スーパー台風」と呼ばれ、今回の台風の最大風速は55メートルと、「スーパー台風」に匹敵するとしています。

急激な発達の要因について、坪木教授は台風がこれまで進んだ海域の水温が30度前後と高いことを挙げています。

そのうえで坪木教授は「日本近海も平年より海水温が高いため、勢力があまり弱まらず近づくおそれもあり警戒が必要だ。台風が近づくと予想される地域では、いざという時にどこに避難するのか、具体的な方法を考えておくことが重要だ」と指摘しています。