認知症に理解を たすきリレーで街を歩くイベント 東京

認知症に理解を たすきリレーで街を歩くイベント 東京
9月21日は認知症への理解を呼びかける「世界アルツハイマーデー」です。東京都内では、認知症を正しく理解してもらおうと、認知症の当事者と一緒にたすきをリレーしながら街を歩くイベントが開かれました。
東京・中野区で開かれた「RUN伴+なかの2019」というイベントには、認知症の人や介護事業者、それに地域の人たちなどおよそ450人が参加しました。

参加した人たちは認知症支援のシンボルカラーのオレンジ色のTシャツを着て、中野区内の3つのコースに分かれてスタートしました。

このイベントは、認知症の人と地域の人をつないでお互いを知ってもらうことで、認知症を正しく理解し、気軽に交流できるきっかけを作ろうと開かれたもので、参加者は互いに自己紹介をして歩き出し、途中で認知症の人たちが集まるカフェなどで、たすきを次の人に渡してゴールに向かいます。

中には日頃、困っていることを打ち明けながらゴールを目指す人もいました。
参加した大学生は「認知症というと“静か”とか“無表情”というイメージがあったが、一緒にいて、とても元気で笑顔にあふれていたので驚いた」と話していました。

また、89歳の認知症の男性は、「1人暮らしなので地域の人とつながるきっかけができてうれしい。多くの人と出会えた貴重な時間でした」と話していました。

イベントの実行委員長の宮原和道さんは「認知症になっても地域の中で暮らしている人がたくさんいる。本人や家族が『認知症なんです』と周囲に言えて、みんなが助け合っていけるような結び付きを作っていきたい」と話していました。