千葉 国の特別史跡「加曽利貝塚」に大きな被害

千葉 国の特別史跡「加曽利貝塚」に大きな被害
台風15号の影響で国の特別史跡に指定されている千葉市の「加曽利貝塚」は、暴風で木が倒れて根元の土が掘り起こされるなど大きな被害が出ていることが分かりました。
千葉市若葉区にある「加曽利貝塚」は、およそ5000年前の縄文中期から後期にかけてできたとされ、集落を伴う貝塚としては国内でも最大規模で国の特別史跡に指定されています。

市によりますと、今月9日、台風が過ぎたあとに市の職員が周辺を調べたところ、暴風で木が倒れて根元の土が掘り起こされるような被害が3か所で見つかったということです。

被害が最も大きい場所では、貝塚が深さおよそ1.5メートル、幅およそ4メートルにわたって掘り起こされ、土に埋まっていた貝殻が周辺に散乱していました。

加曽利貝塚博物館の加納実館長は「これほど大きな被害が出るのは初めてで、大変残念です。再び台風が近づいているので被害が拡大しないか心配です」と話していました。

市は、今後の対応について、文化庁や県と協議していますが、修復を含めた作業の方法は、文化財保護法に細かく規定されていることから慎重に検討したいとしています。