温暖化 南アフリカでデモ「深刻な現状放置するな」

温暖化 南アフリカでデモ「深刻な現状放置するな」
国連の温暖化対策サミットを前に南アフリカでも大規模なデモが開かれ、世界の中でも温暖化による被害が最も深刻なアフリカの現状を放置してはならないとして各国の指導者に行動をとるよう訴えました。
南アフリカの最大都市ヨハネスブルクでは20日、環境保護団体などが主催するデモが行われ、主催者の発表で2000人以上が参加しました。

参加者は「気候変動問題に正義を」というスローガンを掲げ、歌を歌ったり、踊ったりしながら、街の中心部を行進しました。

そして、世界の中で温暖化による被害が最も深刻なアフリカの現状を放置してはならないと訴えました。

アフリカでは、サヘルと呼ばれるサハラ砂漠以南の地域で、干ばつや集中豪雨が相次ぎ、豊かな土壌が押し流されて砂漠化が急速に進んでいます。

このため、食料不足や、水資源の奪い合いが起き、民族間の紛争の引き金にもなっています。

また、インド洋に面した国々では海面と海水温の上昇によって漁業や農業に被害が出ています。

デモを主催した環境活動家は「ニューヨークの温暖化対策サミットに集まる世界の指導者は、アフリカでは温暖化によって産業が崩壊し、仕事も奪われているという状況に目を向けるべきだ」と訴えていました。