ブタの流通どこまで制限 専門家会議で検討へ 農水省

ブタの流通どこまで制限 専門家会議で検討へ 農水省
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豚コレラの感染拡大を防ぐため予防的なワクチン接種を認める方針を決めた農林水産省は、今後、ワクチンを接種したブタや豚肉の流通をどこまで制限すべきか、専門家による会議で慎重に検討する方針です。
農林水産省は20日、予防的なワクチン接種を認める方針を決め、接種を可能にするための具体的な手続きに入りました。

ただワクチンを接種した場合、豚肉の輸出が円滑に行える国際機関による「清浄国」の認定を維持しようとすると、生きたブタの移動や豚肉の流通をワクチンを接種した地域内にとどめる必要があります。

しかし、自治体などからは「豚肉の流通まで厳しく管理することは現実的ではない」という声も上がっています。

このため農林水産省は、専門家らによる有識者会議で、感染を防止するため豚肉の流通をどこまで制限する必要があるか、慎重に検討する方針です。

日本は去年9月に豚コレラの感染が確認されて以降、国際機関による「清浄国」の認定が停止され、豚肉の流通について厳しい制限を見送った場合、「非清浄国」になることも予想されるだけに、難しい判断を迫られそうです。

一方、豚コレラとは全く別の病気で、極めて強い感染力がある「アフリカ豚コレラ」の対策も課題となります。

国内での感染はまだ確認されていませんが、「豚コレラ」のワクチン接種によって養豚場での衛生管理がおろそかになる懸念もあるため、農林水産省は養豚農家に対して衛生管理の徹底を改めて求めることにしています。