ガソリン価格 8週連続値下がり サウジ影響で来週は上昇予想

ガソリン価格 8週連続値下がり サウジ影響で来週は上昇予想
今週のレギュラーガソリンの小売価格は、1リットル当たり平均で142.9円となり、8週連続で値下がりしました。一方、調査している石油情報センターは、サウジアラビアで石油関連施設が攻撃され原油価格が上昇したことで、来週はガソリン価格が上昇すると予想しています。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、17日時点のレギュラーガソリンの全国平均の小売価格は1リットル当たり142.9円で前の週より0.1円値下がりしました。

値下がりは8週連続で、アメリカと中国の貿易摩擦を背景に世界経済が減速し、原油の需要が減るのではないかという見方から、これまで原油の価格が下がっていたことが要因です。

一方、今月14日にサウジアラビアの石油関連施設が攻撃されたことを受け、原油価格が世界的に大きく上昇しました。

これについて、石油情報センターは、原油価格がガソリン価格に反映されるのに1週間から2週間程度かかることから、来週はガソリン価格が上昇すると予想しています。
サウジアラビアの石油関連施設が攻撃され、原油価格が高止まりしていることについて、石油化学メーカーで作る石油化学工業協会の森川宏平会長は、19日の記者会見で「情報量が非常に少ないのであまり断定的なことは言えないが、需給への影響はないというのが現状だ。今後の推移を慎重に見守らなければいけない」と述べて、石油化学製品の供給や価格への影響を注意深く見守る考えを示しました。

また、会見に同席した鍋島勝副会長は、合成繊維やプラスチックの原料となる「ナフサ」について「サウジアラビアからのナフサの供給がどうなるのか、情報がなく詳細は不明だ。原油とナフサの中東の依存度はかなり高く、ナフサの備蓄は原油ほどはないので、問題が長期化して供給が完全に止まるということであれば影響は出てくる。今後、代替先を考えないといけない」と述べました。