30年後は熱波が当たり前に 仏研究所がシミュレーション

30年後は熱波が当たり前に 仏研究所がシミュレーション
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この夏、記録的な熱波に見舞われたフランスでは、地球温暖化が進めば30年後の夏は同じような厳しい暑さが当たり前になるというシミュレーションをフランスの研究所がまとめました。
フランスの国立科学研究センターなどは17日、首都パリで地球温暖化がどのように進むかを予測した最新のシミュレーションを発表しました。

それによりますと、対策をとらずに化石燃料の利用を続ける最悪のケースでは、世界全体の平均気温は産業革命前に比べて今世紀末に最大で7度上昇するとしています。

これは5年前に発表された国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルの報告書の予測よりも2度余り高くなっています。

また対策を取ったとしてもそれが十分でない場合は気温の上昇は止まらず、最高気温がパリで40度を超えたこの夏の熱波や2万人近くが亡くなった2003年の熱波のような厳しい暑さが2050年の夏には当たり前になると指摘しています。

シミュレーションを行った研究者は、熱波の発生を直ちに抑えることはできないとしたうえで、「フランスでは2003年やことしのような熱波が今後数十年間、増えていく。こうした熱波に適応していかないといけない」と話しています。

地球温暖化のシミュレーションは日本を含む各国で行われていて、その成果は再来年にも発表されるIPCCの報告書に反映されることになっています。