廃炉作業中の「もんじゅ」 核燃料の移送始まる 福井

廃炉作業中の「もんじゅ」 核燃料の移送始まる 福井
福井県敦賀市にある廃炉作業中の高速炉「もんじゅ」で、17日から核燃料を原子炉から取り出す作業が始まりました。
日本原子力研究開発機構が開発していた高速炉「もんじゅ」では去年の夏から本格的な廃炉作業が始まっています。

そして、17日からは原子炉の中に残る核燃料を炉の近くにある「貯蔵槽」という一時的な保管場所まで遠隔で移送する作業が始まりました。

今回の作業で移送するのは原子炉の中の核燃料370体のうち100体でことし12月までに完了する予定です。

また、その後も数回に分けて核燃料の移送を行う予定で、最終的には2022年12月までに原子炉と貯蔵槽にあるすべての核燃料を安全に保管ができる燃料プールまで移す計画です。

「もんじゅ」は国の政策で燃料を生み出す「夢の原子炉」として開発が始まり、1994年に試験運転を開始しましたが、原子力機構の前身の動燃=動力炉・核燃料開発事業団の不祥事やその後相次いだトラブルなどで1兆円をこえる予算を投入したものの短期間の運転にとどまり、国が3年前に廃炉を決定しました。

廃炉の完了は2048年を予定しています。