ソロモン諸島 台湾と断交し中国と国交樹立へ

ソロモン諸島 台湾と断交し中国と国交樹立へ
台湾と外交関係を結ぶ南太平洋のソロモン諸島が、台湾と断交して中国と国交を樹立することを決め、台湾と外交関係がある国は過去最少の16か国となりました。
台湾外交部は16日、1983年から外交関係のある南太平洋のソロモン諸島の政府が、台湾と断交して中国と国交を樹立することを決めたと明らかにしました。

ソロモン諸島では、圧倒的な経済力を持つ中国との外交関係を求める声が高まっていて、ことし4月に就任したソガバレ首相のもと台湾との関係を再検討していました。

これに対し、台湾は関係を維持してもらおうと先月、ソロモン諸島とビザ免除の協定を結び、アメリカ政府も断交しないよう働きかけていました。

ソロモン諸島の決定を受けて台湾の蔡英文総統は、16日夜、緊急に記者会見を開き、決定の背後には中国の台湾への圧力があるとしたうえで、「アメリカから戦闘機を新たに購入する台湾への報復であろうと、香港で続くデモから焦点をずらすためであろうと、台湾の人々の信念と団結は揺るがない。断交は百害あって一利なしだ」と厳しく批判しました。

中国は「1つの中国」という考え方を認めない蔡総統に対して強硬な姿勢をとっていて、蔡総統が就任して以降、台湾との断交を決めたのはこれで6か国目となり、台湾と外交関係がある国は過去最少の16か国となりました。