サウジ石油施設 「重要部分に被害集中 回復に時間」

サウジ石油施設 「重要部分に被害集中 回復に時間」
サウジアラビアの石油関連施設への攻撃をめぐり、アメリカ政府は攻撃のあと撮影された現地の衛星写真を公開しました。この画像から、石油業界の関係者は施設の重要な部分に被害が集中していると指摘していて、原油の生産能力の回復には時間がかかるという見方が強まっています。
サウジアラビアでは東部のアブカイクなどの石油関連施設が14日、攻撃を受け、1日の原油生産量のおよそ半分の生産が一時的に停止しています。

アメリカ政府は16日、攻撃のあと撮影された現地の衛星写真を公開し、このうちアブカイクの施設は黒煙が上がるなど17の構造物に被害が出ています。
この写真を見た石油業界の関係者は、原油を処理する工程や原油とともに産出される随伴ガスのタンクといった施設の重要部分に被害が集中していると指摘しました。

アブカイクの施設では、産出された原油の輸出や製油所への出荷のために不純物を取り除く作業などが行われており、サウジアラビアの原油輸出の生命線となってきました。

サウジアラビア政府は被害の状況や施設の復旧の見通しを示していませんが、施設の重要な部分への被害が明らかになってきたことで、生産能力の回復には時間がかかるという見方が強まっています。