米軍 南シナ海で「航行の自由」作戦実施

米軍 南シナ海で「航行の自由」作戦実施
アメリカ軍は、中国が主権を主張する南シナ海の海域で艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を13日、改めて実施しました。アメリカとしては貿易問題をめぐり、対立激化を避ける姿勢をにじませながらも、安全保障面では中国へのけん制を続ける狙いがあるものとみられます。
アメリカ海軍第7艦隊はNHKの取材に対し、南シナ海で現地時間の13日、中国が主権を主張する南シナ海の西沙諸島、英語名・パラセル諸島の海域で、駆逐艦「ウェイン・マイヤー」が「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにしました。

第7艦隊は「アメリカは過度な海洋主権の主張があろうとも、国際法が許すかぎり、いかなる場所でも航行や飛行を続ける」と述べ、中国の一方的な主権の主張を認めない姿勢を改めて強調しました。

アメリカ海軍は先月28日にも南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島周辺で「航行の自由」作戦を実施しており、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に艦艇を派遣するペースを加速させています。

米中の貿易問題をめぐり、トランプ大統領は一部の分野で妥結を図る可能性を示すなど、対立激化を避ける姿勢もにじませていますが、アメリカとしては安全保障面では中国へのけん制を続ける狙いがあるものとみられます。