高速炉「もんじゅ」の核燃料取り出し 来週にも開始へ

高速炉「もんじゅ」の核燃料取り出し 来週にも開始へ
福井県敦賀市にある廃炉作業中の高速炉「もんじゅ」について、国は来月予定していた原子炉からの核燃料の取り出し作業を1か月前倒しして来週にも開始する方針を明らかにしました。
国が掲げる原子力政策の柱の一つ、プルトニウムの有効利用を目指して日本原子力研究開発機構が開発していた高速炉「もんじゅ」は3年前に廃炉が決まり、現在廃炉作業中です。

これについて所管する文部科学省は13日、原子炉の中に残っている核燃料の取り出しの態勢が整ったとして、予定を1か月前倒しして来週にも作業を開始する方針を明らかにしました。

原子力機構では、原子炉内にある核燃料370体を2022年6月までに取り出す計画です。

また、原子炉の隣にある貯蔵槽の中の核燃料も2022年12月までに燃料プールに移送する予定です。

燃料を生み出す「夢の原子炉」として1994年に試験運転を開始した高速炉「もんじゅ」は原子力機構の前身の動燃=動力炉・核燃料開発事業団の不祥事やその後相次いだトラブルなどで1兆円を超える予算を投入したものの短期間の運転にとどまり、国が廃炉を決定しました。廃炉の完了は2048年を予定しています。