「表現の不自由」展 展示再開求め仮処分申立て

「表現の不自由」展 展示再開求め仮処分申立て
愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、慰安婦問題を象徴する少女像などの展示が中止されたことについて、このコーナーの企画に関わったメンバーが、芸術祭の実行委員会に対して、展示の再開を求める仮処分を裁判所に申し立てました。
8月1日に始まった「あいちトリエンナーレ」では、「表現の不自由」をテーマに、慰安婦問題を象徴する少女像などを展示するコーナーが設けられましたが、テロ予告や脅迫ともとれる電話などが相次ぎ、開幕から3日で中止されました。

芸術祭は閉幕まで残り1か月余りとなり、コーナーの企画に関わったメンバー5人は、13日、中止は憲法が保障する表現の自由を侵害しているうえ、期間中の展示を約束した契約にも反するとして、芸術祭の実行委員会に対して、展示スペースを覆っている壁の撤去と展示の再開を求める仮処分を名古屋地方裁判所に申し立てました。

代理人の弁護士は

申し立てのあと記者会見した代理人の中谷雄二弁護士は「憲法で守られている重大な利益が侵害されている。閉幕の期限が迫っていて、一刻も早く展示を再開してほしい」と話しました。

大村知事「適切に対応」

仮処分の申し立てについて、「あいちトリエンナーレ実行委員会」の会長を務める愛知県の大村知事は、「現時点で内容を把握していないので、今後、内容を確認したうえで適切に対応してまいります」というコメントを発表しました。