涼しい?涼しくない?観客席の暑さ対策で人工降雪テスト

涼しい?涼しくない?観客席の暑さ対策で人工降雪テスト
観客の熱中症が懸念される東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策として、カヌーのテスト大会で観客席に人工的な雪を降らせる試みが行われました。
カヌーとボートの競技会場となる東京・臨海部の「海の森水上競技場」は、整備費を削減したため観客席の一部に屋根がなく、日ざしを直接浴びることから観客の熱中症が懸念されています。

対策として大会組織委員会は、13日に行われたカヌーのテスト大会で観客席に人工的な雪を降らせて効果を確かめる試みを行いました。

テストでは、CMの撮影などで使う降雪機を使って氷を砕いて作った雪をおよそ5分間、地上5メートル付近から観客に見立てた組織委員会の職員の上に降らせました。

職員からは「涼しかった」という声が聞かれた一方で、風にあおられて想定した場所に雪が届かなかったり、床がぬれて滑りやすくなったりと多くの課題が見つかりました。

テストの前後で気温と暑さ指数を測定しましたが、数値に変化はありませんでした。

組織委員会の担当者は「空気を冷やすのではなく雪が客に直接当たることで清涼感を得るものだと感じた。大会本番で使うかどうかは費用対効果も含めて検討する」と話していました。