ゴミ処理視察団が国後島へ 北方領土共同経済活動の一環

ゴミ処理視察団が国後島へ 北方領土共同経済活動の一環
今月行われた日ロ首脳会談で取り組みを進めることで合意した、北方領土での共同経済活動のうち、ゴミ処理分野の具体化に向けて、日本側の関係者が国後島にある関連施設を視察するため、北海道根室市の港から出発しました。
国後島を訪問するのは経済産業省や外務省、根室市の職員、それにゴミのリサイクル工場を運営する会社の担当者など8人です。

関係者によりますと、北方領土ではゴミの焼却施設がなく、分別もほとんど行われていないということで、一行は国後島の現状を視察したあと、意見交換を行う見込みだということです。

北方領土での共同経済活動をめぐっては、今月5日の日ロ首脳会談で事業の実現に向けて精力的に取り組むことで一致していて、先月にはロシア側の関係者が根室市にあるゴミ焼却場などを視察しました。

しかし、焼却施設の建設を望むロシア側と、ゴミの圧縮や分別などの減量化対策を進めたいとする日本側との間で考えが一致していないほか、関係者が今後、活動を行うための法的な枠組みも決まっていません。

視察団の団長を務める経済産業省環境管理推進室の上條剛室長は「首脳合意をもとに、国後島での廃棄物関連施設の視察に着実に取り組んでいきたい」と話しています。

視察団は16日、根室市に戻ります。