タリバンが再びテロ 対米和平交渉一段と不透明に

タリバンが再びテロ 対米和平交渉一段と不透明に
アフガニスタンの首都カブールの南部で、反政府武装勢力タリバンが軍の基地を狙って自爆テロを行い兵士4人が死亡しました。アフガニスタンの和平をめぐり、アメリカ政府とタリバンの交渉が事実上決裂する中、和平交渉の先行きは一段と不透明な情勢となっています。
アフガニスタンの首都カブールの南部にある軍の特殊部隊の基地の近くで12日、車が爆発し、アフガニスタンの内務省によりますと、これまでに少なくとも兵士4人が死亡したほか、3人がけがをしました。

この爆発について、反政府武装勢力タリバンが犯行声明を出し「軍の基地や施設を狙って攻撃をしかけた」と主張し、テロを実行したことを認めました。

タリバンは、アフガニスタンで攻勢を強める一方で、和平に向けてアメリカ政府と交渉を進め、今月2日、アメリカ側の代表が和平合意の草案で原則合意したと発表していました。

しかし、その後、タリバンがカブールで爆発テロ事件を起こし、アメリカのトランプ大統領は今月7日、交渉の中止を表明しました。

交渉が事実上、決裂するなか、今回再びタリバンがテロ事件を起こしたことで、和平交渉の先行きは一段と不透明な情勢となっています。